Z世代に想う

先日 新聞に池袋暴走事故のその後のことが書かれていた
この事故は奥さんと娘さんが同時に亡くなった痛ましい事故だ


この事故の判決には 私も穏やかざるところがあった
たとえ事故を起こした当事者が高齢で社会的な地位があったとしても
最後まで自分の過失を認めないというのはどういうことか・・
被害者の夫もそのような趣旨を訴えていたような気がする


彼はこういう事故を減らすべく色々と働きかけてきた
その中でSNSを使って被害者当人の心境を発信していたらしい


何年かたって19歳の大学生から返事があった
最初はいたずらかと思っていたらしいが
丁重に返事をしたら共感をしたらしく
被害者の会にも出席するようになり
仲間を50人ほど集めた


今ではこの大学生たちが
交通法規の改正にまで活動を広げている
昔だったら泣き寝入りで終わったであろうことが
ここまで人の心を揺さぶり共感を広げた
SNSの力に驚かされる


今の若者との接点は少ないけれど
Z世代と呼ばれる若者は生まれた時からスマホやパソコンがあり
インターネットと繋がった世界で育ってきた


そんな彼らに一条の光を見た気がした
まだまだ日本は大丈夫だと・・


グローバルな社会になってきているけれど
心に響く悲しみや苦しみに共感する心は大切にしてほしい
日本が世界で活躍するようになっても
そんな心を失わないでほしい