ベニシアさんを想って・・

毎週日曜の夕方Eテレで「猫のしっぽ」という番組を見ていた


昨日 そのスペシャル版を放映していた


ベニシアさんはこの番組の主人公である


彼女とは歳が同じで親近感を覚えていた



イギリスの貴族の家系に生まれ幼少期は上流社会の生活をしていたが


青年期にそれに疑問を抱き世界を漂流する


そしてたどり着いたのが日本の大原


京都でご主人と巡り合い


築100年の古民家のある大原に移り住む


その家をダンナと息子と3人で今の住まいに改築した


庭の好きなベニシアは四季折々の草花を植え


ハーブも100種類を超えるほど育てた


その効用にも詳しく薬や雑貨・料理などを紹介していた


旅行もたくさん行って人脈も多岐にわたる


そんな彼女が認知症になって去年施設に入ったそうだ


まだそんな歳ではないのに・・


どんなに頭のいい大学教授でも病気では仕方がないのだから



誰でも認知症になるリスクは平等に与えられている


いつなってもおかしくないのだ


私が将来一番不安に思っているのがこの認知症だ


でもベニシアさんを見て思った


そんなに怖らなくてもいいのではないか



彼女は入所する前にカーペンターズの歌を一つ覚えていた


これが施設で喜ばれているそうだ


私も歌の一つも歌えたら


施設の人たちと仲良くやれるんじゃないかと・・


今のうちに準備しておくのも悪くないと思った