新しく学んだこと(その2)

前回の続きで江戸時代の農民のことである


天候不順などで作物が不作になり
飢饉があって一揆なるものが起こる



これは病気や飢えによる死者が多く出た時に起こるが
そればかりではなかった


貨幣経済が発達してくると農民の中には
米以外のもの 綿や菜種・藍・紅花などを作る者が出てきて
農民の中でも格差が生まれる


そうして豊かになった農民に対して
「うちこわし」が行われたのである
でも人を殺めることはなく家屋や家財だけを壊した


その富める農民も役人による新規課税に対して
一揆を起こした


江戸時代は人口のほとんどが農民であったため
その要求は一部またはある程度認められた
彼らの要求を無視しては統治が不可能だったのである


農民は領主に対して「物言わぬ民」ではなく
「物言う民」であったのである


今の世の中を見るとなぜか恥ずかしい気がしてしまう