山本一力の「千両かんばん」を読み終えて・・

なかなか読み進まなかった本がここ2日で一気に読み終えた


返却日に気が付いたのが一昨日だった
  もう読まなくちゃと・・


時代は江戸天保年間 一人の行灯看板職人の話である
  時代小説を読むのは何年ぶりだろうか 
    やはり山本一力さんの下町小説は良かった


職人や商人の意地や自負心などよく表現されていて 
  手に取るように理解できる


この本を読むと当時の庶民の気の配り方や
  しぐさなどよくわかる
    日本人に生まれてよかったと思う


この本に紅一点で出てくる猪牙舟(ちょきぶね)の親方の
  娘さんの気の回し方や所作などを読んでいると
    接待にはこういう気の配り方や必要なんだと気が付く


今の時代にはそぐわないと思うけれど
  「江戸しぐさ」という言葉で残っている


久々に良い本に出会えた
  山本一力さんに感謝である